2024/07/21 15:42
アイスホッケーはスリリングでスピード感のあるスポーツですが、その魅力には深刻な怪我のリスクも伴います。
特に首の部分は、スケートやスティックから重大な損傷を受けやすい脆弱な箇所です。
このリスクを認識し、2024年8月1日より、北米では18歳未満のすべてのホッケー選手および関係者に対し、すべての試合と練習中にネックガードの着用が義務付けられました。
最近の動向と国際的な方針
英国プロリーグの試合中に、スケートのエッジで首を負傷した選手が死亡する事故が本年10月に発生しました。
この悲劇を受け、国際アイスホッケー連盟(IIHF)は12月4日に、すべてのカテゴリーのIIHF大会でネックガードの着用を義務化することを発表しました。
この重要な方針変更は、アイスホッケーにおける首の保護の重要性を強調しています。
日本国内の方針通達
IIHFの決定を受け、日本アイスホッケー連盟(JIHF)は、国内のすべての加盟団体に対し、ネックガードの着用方針に関する通達を行いました。主なポイントは以下の通りです:
すべての選手への強い推奨: すべてのカテゴリーの選手に対し、ネックガードの着用を強く推奨します。これは現時点では努力義務であり、広範な使用と安全意識の向上を目的としています。
特定グループへの義務: U20以下および女子選手に対するネックガード着用義務には変更はありません。
将来的な義務化: 国内供給の目処が立ち次第、すべてのカテゴリーでのネックガード着用を義務化する予定です。供給体制が整うまで十分な猶予期間を設け、改めて通知します。
ネックガードの重要性
ネックガードは、命に関わる可能性のある怪我から選手を守る重要な役割を果たします。首はスケートやスティックによる切創や衝撃に対して非常に脆弱であり、動脈などの重要な部位が損傷を受けるリスクがあります。認証を受けたネックガードを着用することで、選手はこれらの怪我のリスクを大幅に減らし、安全な競技環境を確保することができます。
結論
ネックガードの義務化は、アイスホッケーにおける選手の安全性向上に向けた重要な一歩です。この規則が施行されるにあたり、選手、コーチ、関係者はネックガードの重要性を理解し、指示に従うことが求められます。すべての選手が認証を受けたネックガードを着用することで、悲劇的な事故を防ぎ、より安全で楽しいスポーツ環境を実現しましょう。
氷上で安全にプレーを楽しみましょう!